浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

浜松市内中学の吹奏楽部事情


中学1年生の親から、子どもが吹奏楽部に入部することになったんだけど、顧問の先生から「○○という店の○○というグレードのものを購入せよ」と店舗と海外ブランド指定の説明があったと聞いた。

以前からそうしたうわさを聞いていたが、やはり本当だったんだ。

海外ブランドだけに、30万円以上もする。

普通のサラリーマン家庭にとっては、大変な金額だ。

その親は、顧問の先生は推薦するものは30万円もするので、他の店で同程度のグレードのも10万円程度のものを見つけ、子どもに持たせたところ、

「音が違ってくる!」

としかられ、交換させられたという。

他の親からも、「なぜ、あの店舗からなの?」とか、「親が使っていたものを修理して使いたいけど、顧問からダメだと言われた」とか、「経済的に負担が大きいので、子どもにあきらめてもらった」などの声をもらった。

中学生レベルでは、楽器の善し悪しより、まず練習と指導の結果が音に出るのではないだろうか。指導をしている先生はどう考えているのだろうか?


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さて、データとして、小中学校の音楽備品の状況について調べてもらった(市教委・学校施設課)

購入から31年以上経っている楽器は全体の12.5%、21年以上となると約4割も。すべてを更新するとなると、物価上昇を考慮しない概算で約6億円(約6000台)もかかるという。

ただ、個人所有の状況は調べていないという。親からの声から想像するに、トランペット、フルート、クラリネットなどの管楽器は個人所有の割合が多いのではないだろうか?

ネットで調べてみると他都市の学校では、学校のものをレンタルし、消耗品などだけ個人が負担していることが多い。


6月補正で、小中学生の吹奏楽部用に管打楽器約100台を貸し出すための3000万円予算計上される予定となっているが、まだまだ足りない状況だ。音楽の街と言いながらも、学校の楽器の状態は大変おそまつだ。

また、家庭の経済状況を想像することなしに、高額な楽器購入を勧める部活動のあり方も一考すべきだと思う。レンタルやOBからの寄付などを活用する新たな仕組みをつくって、できるだけ低額で部活動に参加できるようにしていなかないといけないだろう。


読売新聞/地場産業下支え、浜松市が楽器大量購入へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090630-00000029-yom-soci












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