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浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

小水力発電で地域づくり〜岐阜県郡上市石徹白〜

福島第一原子力発電所の事故を受けて、自然エネルギーへの関心が高まってきている。

浜松でも、太陽光発電風力発電が注目されているが、
今回私が注目したのは「小水力発電」。

水力発電とは、ダムなどの大規模な設備を必要としない出力の小さい発電(100KW以下)を言う。

水力発電のメリットは、太陽光発電風力発電と比べると、発電量が安定をしている。
身近な水路からも電気をつくれることができ、設備投資が太陽光発電風力発電に比べると安くすむなどがあげられる。


2007年から導入実験をしている岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)にどのように小水力発電をしているのか、調査に出かけた。

<石徹白地区とは>
水力発電の導入実験をしている「石徹白地区」は、岐阜県福井県境にある人口約270名ほどの本当に小さい村だ。縄文時代からこの地に住み、白山信仰に栄えた村。明治まで神が仕える人が住む村として、どの藩にも属さず、独自に地域自治を保ってきたところだ。

この地域の将来ビジョン(それをつくっていること自体がすごい!!)は「将来にわたっても、石徹白小学校を残す」こと。現在10名の小学生がいるが、将来的に小学校を残していくためには、「地域の自立」が必要で、そのひとつが水資源の活用だったのだ。地域にあるものを最大限生かし、創意工夫し、自給自足的な暮らしをつくれる若い人づくりに力を注いでいる。


<石徹白の小水力発電は>
今回、2つのタイプを調査。

一つ目は、農業用水をバイパスに通して、そこにらせん型の水車を設置。
発電出力は、常時500W。

ここでできた電気は、地元NPOの事務所に照明、冷蔵庫、テレビ等に使用。
設置費用約200万円。











もうひとつは、上掛け水車。
隣接する「白鳥ふるさと食品加工伝承施設」の電力の一部を賄うため、そして地域の活性化のシンボルとして設置。



出力常時750W、最大2200W。
土木費用も含めて、約700万円。






ここの特徴は、設置やメンテナンスまで地域できるようにしているところだ。

水力発電設置をきっかけとして、地域をあげた地域づくり、そして都市との交流を目指している。


浜松でも、北遠地域に設置可能なところがあるのではないだろうか。しかし、ただ設置するのではなく、石徹白のように地域づくりと一緒にしていくことが必要だろう。


*別途詳細のレポートを作成している。また、7月には飯田市にも調査に行く予定。興味のある方は、ご連絡ください。

参照/環境省小水力発電情報サイト

小水力発電普及促進のためのアクションプラン
   浜松市クリーンエネルギー資源調査報告書(私の手元にあり)