浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

第2次行革審に異議アリ

第2次行革審を設置する条例が、6月議会に提出されている。
行革自体を反対するものではないが、
この行革審設置に関して、「おかしい」ことがいくつかある。



所掌事務の中に「総合計画について」が入っているが、総合計画は多くの市民の参画の上で、策定し、
さらに議会の議決により、決定された重いものだ。

それを一諮問機関、それも10名の委員で審議していいのか。

また、この1つの機関で、総合計画も、行革も、都市経営に関することも審議するのだという。

議会の役目をどう思っているのだろう。

議員は選挙という民主的な手続きによって、選ばれてきている。

一方、行革審の委員は、市長の指名と公募だという。

委員のメンバー構成にも、異議ありだ。

都市経営全般を考えるならば、地方自治や行政経営の専門家が入っていないのはおかしい。

さらに、福祉や教育のわかる人も委員構成にはない。

一部報道では、第1次行革審メンバー5名が留任とのことだが、それが本当だとしたら、
10名のうち、経済界、労働界が半分を占めてしまうことになる。


そうした偏ったメンバー構成で、「総合計画について」審議するのは異議ありだ。


第2次行革審は、事務事業の洗い出しをし、チェックをする機関として特化し、
総合計画については、新市長が旗を振って、市民協働で見直す組織を別途つくれば
いいのではないかと思う。