浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

地域自治区廃止

9月議会が始まった。

継続審議になっていた区及び地域自治区設置等に関する条例の一部改正が採決された。

これは、地域自治区や地域協議会を廃止するなど、合併時の約束を反故にする、地域の意見を無視した内容の改悪案だ。


私も含めて、7人が反対。
(小沢明美、山口祐子、北島定、小黒啓子、渡邉真弓、嶋田初江、鈴木恵)

採決前に退席したのは
柳川樹一郎(南区、元議長)、長山芳正(北区、元引佐町長)、鈴木浩太郎(北区、元三ヶ日町長)、渥美誠(天竜区)、酒川富雄(天竜区)、野尻護(天竜区)の6人。

総務委員会の付帯決議では、行政サービスの低下をしないように求めているが、それはそれでだいじだが、地域自治区がなくなると、一番変わることは別のことだ。決定するところが、身近なところではなく、区や全市の単位になることだ。「地域に配慮して」というのは、優しい言葉のように思えるが、実は私たちが決めてやるという「上から目線」からの発言だ。

決定とお金という力を地域に持てなくなったとき、地域は自立する力を徐々に削がれていく。将来的には、中央に依存せざるをえなくなっていくだろう。

浜松の今後の「地域のことは地域で決める」という住民自治、地域自治が見えない中で、地域自治区をなくすことを決め、区削減を議論していくという「なし崩し」は、市民の将来に続く幸せはあるんだろうか。